エムズクリニック白金 | 耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科・消化器科・頭痛・物忘れ外来・美容外来・予防接種

診療内容

耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科外来ではいわゆる風邪の症状や花粉症はもちろん耳やのどの状態を専門的に、診察を行います。

また院長の経験から小児耳鼻咽喉科に特に力を入れております。鼻水、咳、耳の聞こえの悪さを感じたらすぐに受診をおすすめいたします。

またBスポット治療やお子様のアレルギー検査に最適なイムノキャップ検査を行っています。


症状
みみ 耳の痛み、かゆみ、聞こえづらさ、耳鳴り、耳のつまり
はな 鼻水、鼻づまり、くしゃみ、鼻血、においがわからない
のど のどの痛み、のどのつまったかんじ、息がくるしい、咳がでる、いびき、こえがでない、味がしない
その他 首のしこり、耳の下の腫れ、顔が思うように動かない

病気
みみ 耳あか外耳炎急性中耳炎滲出性中耳炎突発性難聴
はな 風邪、花粉症副鼻腔炎(蓄膿症)鼻血Bスポット
のど 咽頭炎、扁桃炎、声帯炎、声帯結節、声帯ポリープ、口内炎、舌炎
その他 耳下腺炎、リンパ節炎、顔面神経麻痺など

Bスポット治療

Bスポット治療とは?

鼻の奥のつきあたりの部分(子供のころはアデノイドという組織があった場所です)に塩化亜鉛(えんかあえん)という炎症を治す薬を塗る治療のことです。

「Bスポット」とは上咽頭は別名鼻咽腔(びいんくう)とも呼ばれ、この鼻咽腔の頭文字の「B」をとって元東京医科歯科大学耳鼻咽喉科教授の堀口申作先生が命名されました。

上咽頭の炎症に対して塩化亜鉛を塗ることにより炎症がよくなり、鼻からのどに粘液が下りてくる感じ(「後鼻漏(こうびろう)」といいます)、のどの違和感やのどの痛みなどの症状が改善します。

どんな症状の人に効果があるの?

先ほど述べたように、後鼻漏がある方に効果があります。そのほかには、感冒の初期、頭重感、頭痛、肩こり、鼻閉、喘息、自律神経失調症などに効果があるといわれています。

治療は痛いですか?

炎症の強い人ほど、とても痛い治療法です。

治療直後から1日中痛みが残る場合があります。痛みの強い人ほど炎症があるわけですから、治療を継続することをおすすめします。

治療後、鼻水や痰が1時間ほどでます。炎症が強い場合、鼻や口から出血しますが心配は不要です。

まれに、この治療後、頭が重く感じたり、顔がむくむことがあります。

炎症がひどい場合は、毎日でもできますが、1週間に2回、約1-2ヶ月続けると、より効果があります。

イムノキヤップ

イムノキヤップとは?

イムノキヤップ(アレルギー検査)は指先に針を刺して血液をとり、20分で結果がでます。少量の血液で検査ができるので小さなお子さんにおすすめです。

どんなアレルギーがわかるの?

ダニ、ゴキブリ、ネコ、イヌ、スギ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギの8項目のみが検査項目に含まれています。

何歳から検査できるの?

とくに何歳からという規制はありませんが、生まれてすぐの赤ちゃんには体のなかの抗体というものがすぐに増えてこないため、検査を行っても必ずわかるわけではありません。
1歳~2歳では約30%の陽性率、それ以降では約80%という報告がありますので、私自身はだいたい2歳以降のお子さんにおすすめしています。

アレルギーがあるとわかったらどうしたらいいの?

原因アレルゲンがわかったら、症状を悪化させないように出来る限り避けるようにしましょう。花粉の季節には、マスクやめがね、原因植物には近づかないなど気をつけましょう。ハウスダスト系(ダニ、ゴキブリ、ネコ、イヌ)には室内のこまめな掃除を心がけましょう。

スギ舌下免疫療法(シダトレン)について

アレルゲン免疫療法とは?

アレルゲン免疫療法は、アレルギーの原因である「アレルゲン」を少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法です。
エムズクリニック白金ではスギに対してアレルギー反応をお持ちの方のみに治療を行っております。
アレルギー疾患の原因となるアレルゲンを、低濃度、少量から投与し、徐々に増量、高濃度へ移行させていきます。

治療の流れとは?

☆現時点では12歳以上の方が対象です。

➀ 希望の方は、まず「採血検査」にて「スギ花粉アレルギー検査」を受けていただきます。
➁ 約1週間後に検査の結果を説明し、スギ花粉症が確定したら処方開始となります。
➂ 初回処方時のみ院内で内服していただき、副作用の有無を30分経過後に確認します。問題がなければ帰宅可能となります。

シダトレンとは?

舌の下にシダトレンという名前のスギ花粉を含むエキスを滴下します。
舌の下にそのエキスを2分間のっけたまま、その後に飲み込みます。
最初の2週間で量を増やしていき、3週目からは同じ量の薬を毎日舌下投与します。
初回内服時の投与は院内で行ないますが、以降は毎日ご自宅で行っていただきます。

副作用は?

報告は少ないですが、アナフィラキシーショックという重い副作用が現れることもあります。口のなかのかゆみや発疹なども報告されています。
本治療は副作用に対する適切な対応ができる医師のもとで行われます。
また、副作用に対する患者さんの理解も必要です。

費用はどれくらい?

クリニックでの治療費と薬代と合わせて1ヵ月あたり3,000~4,000円の負担(保険適応3割負担の場合の場合)になります。初回アレルギー検査を行う方には検査料が追加されます。

治療開始時期は?

エムズクリニック白金では6月から11月開始をおすすめします。

治療期間について

長期間の継続治療が必要です。約2年ほど舌下免疫療法を行い、効果を確認します。ある程度効果のある方には4~5年間の治療をお勧めします。
舌下免疫療法は、即効性のある治療ではなく。長期間の治療が必要です。
花粉症の症状を一時的に押さえる治療ではなく、体質を改善し長い期間かけて少しずつ良くしていくという治療です。
効果・治療期間には個人差があります。

耳あか

耳には自浄作用というものがあり、耳垢は自然に奥から入口へと移動してくるため、自分自身でお掃除する必要はありません。気になるようであれば、入口付近にある耳垢を軽く取れば十分に耳を清潔に保つことができます。
綿棒を耳の奥に入れすぎると、せっかく入口付近に出てきた耳垢を逆に押し込んでしまうことがあるため注意が必要です。 赤ちゃんは嫌がってなかなか耳掃除をさせてくれないこともあり、泣いたり暴れたりして鼓膜を傷つけてしまう恐れがあります。 そのような場合には、耳鼻咽喉科を受診して耳掃除をしてもらってください。
病院に行くのをためらう方も多いですが、ご安心ください。耳鏡という耳の穴を覗く器具を使って観察し、専用の道具や耳垢を柔らかくするお薬などでしっかり耳のお掃除をいたします。
とくにアメ耳のように柔らかい耳あかの方は耳鼻咽喉科でお掃除を定期的に行うのをおすすめしています。

外耳炎

ご自分で行う耳掃除や水泳、外的刺激が原因のことが多いです。原因菌は黄色ブドウ球菌です。耳の痛み、圧痛がほとんどです。症状がひどい場合には外耳道が腫れて聞こえにくくかんじることもあります。治療は外耳道の洗浄と軟膏の塗布や抗菌薬入りの点耳薬を使用します。基本的にご自身で触らないようにすることが必要です。かゆみを伴うことも多く、かゆみ止めを処方することもあります。症状がひどい場合には抗菌薬の処方も行います。

急性中耳炎

特にお子様に多い疾患で、耳の痛み、発熱、不機嫌や耳いじりなどを訴えます。 一般的にウイルス感染、細菌感染により耳管(耳と鼻を通じている管のことです)を通じて鼓室に炎症を起こします。黄色い鼻水などの症状があるときには中耳炎になりやすいので注意が必要です。治療は抗菌薬などを使用します。症状の改善がない場合には鼓膜切開術や鼓膜チューブ留置術なども検討します。難治性や反復性の中耳炎に対しては漢方を併用して治療を行う場合があります。是非、ご相談ください。

滲出性中耳炎

かなりの確率で自然治癒するため気が付かない場合があります。年齢と共にその頻度は減っていきます。鼓室内に水がたまっている状態ですので聞こえに影響します。治療法は抗菌薬を使用したり、アレルギーがある方にはアレルギーを抑える抗アレルギー薬などを使用します。3ヶ月以上改善しない場合には鼓膜切開術や鼓膜チューブ留置術など検討します。当院エムズクリニック白金では漢方を使用したり、オトヴェントといって耳管に空気をいれる方法など患者さまによってはご案内しています。滲出性中耳炎が長引いている方は是非ご相談ください。

突発性難聴

名前の通り、突然発症する原因不明の感音難聴です。50~60代に発症することが多いといわれています。難聴のほか、耳鳴りやめまいを伴うことがあります。治療法は主にステロイド剤を中心として内耳の循環改善する薬やビタミン剤を処方することが多いです。難聴が高度の場合には入院で点滴加療となることがあります。

花粉症(アレルギー性鼻炎)

I型アレルギー性疾患で、発作性反復性のくしゃみ、水様性鼻汁、鼻閉の症状です。いわゆる国民病ともいわれる花粉症のことで花粉などの抗原に長期間暴露されると症状が発症すると言われています。採血検査で調べることが可能です。エムズクリニック白金では小さなお子さまにはイムノキャップをおすすめしています。症状の程度によって抗アレルギー薬や点鼻薬、目薬を使用して症状の緩和を行います。

副鼻腔炎(蓄膿症)

急性副鼻腔炎とは「急性に発症し、発症から4週間以内の鼻副鼻腔の感染症で、鼻閉・鼻漏・後鼻漏・咳嗽などの呼吸器疾患を呈し、頭痛・頬部痛・顔面圧迫症状を伴う疾患」とされています。鼻水などの感冒から副鼻腔に感染が及ぶことです。かぜから副鼻腔炎になるのは一般的に0.5%~2%と言われています1)。治療は抗菌薬や膿を排出するような薬を処方することが多いです。耳鼻科で鼻処置とネブライザーを行うと改善が早いため通院をおすすめしています。
1)Heikkinen T.JavinenA:The common cold.Lancet361:51-59.2003

鼻血

原因は空気の乾燥、感染症、アレルギー性鼻炎がほとんどです。キーゼルバッハ部位とよばれる鼻を左右に分けている軟骨の前下方では血管が蜜に叢をなしており、この部位からの出血がほとんどです。まれに上顎がん、悪性リンパ腫、鼻茸、血管腫などが原因のことがあります。止血方法は、硝酸銀を使用したり、電気凝固機器を用いて焼灼します。出血が多い場合にはガーゼやサージセルといったものを挿入して数日いれておくこともあります。

扁桃炎

扁桃炎の原因菌は溶結性連鎖球菌、肺炎球菌、黄色ブドウ、インフルエンザ菌などがあります。これらの細菌は常在菌といって常に体の中にいるのですが、疲れやウイルスの感染を引き金に扁桃炎が発症するといわれています。症状は発熱、咽頭通、嚥下痛です。治療は抗菌薬、解熱剤などを使用します。飲食が取れない場合や扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍など症状が重症の場合には入院として点滴で抗菌薬や補液を行います。溶連菌感染は診断キットがあり、エムズクリニック白金で行っておりますのでご相談ください。